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T.K

技術部 第1ソフト設計室 2グループ
2015年入社
大同工業大学 工学部 応用電子工学科 卒業

カーメーカーの期待を受け、提案する。
上流工程ならではの手応えを手に入れた。

高度で複雑な要求の検証から始まるシステム設計。

私がリーダーを務めるチームでは、スイッチ一つで変速機のアクチュエータを電子制御し変速を行う「シフトバイワイヤシステム」を担当しています。お客様から渡された仕様書をもとに、MATLABを使って、ソフトの設計図にあたる「モデル」作製から、プログラムの完成までをチームで担います。仕様書の要求項目は200を超えるうえ、シフトの動作はクルマの安全性に関わるもの。そこで、開発ツールでのシミュレーションを重ね、「複数の要求が互いに矛盾せず成立するか」を確認します。成立しない部分があれば、本質的なソフトの目的を理解したうえで新しい方法を考え提案するところに、この仕事のおもしろさがあります。カーメーカーへは毎週1回、直接のお客様である東海理化の担当者と一緒に出向きますが、そのたびに積極的な提案や意見を求められ、当社への期待を感じます。

和やかな雰囲気の中、安心して最先端に挑戦できる。

前職も車載ソフト開発でしたが、お客様が作製したモデルをプログラム化する、作業的な仕事が中心でした。スキルアップに挑戦したいと思っていた時期、モデル作製から手掛ける仕事が当社で始まることを聞き、転職を決めました。それまで使ってきた開発ツールMATLABのスキルが活かせることも理由でした。実際、上流工程に携われるのはもちろんのこと、最先端のクルマに向けた新機能の開発にも関わり、社内でも前例のない挑戦の先頭を切っている実感があります。車載ソフト開発の業界では客先に常駐する場合が多いのですが、客先常駐ではなく自社勤務なので、気持ちの面で大きな負担はありません。メンバーとは、仕事から趣味の釣りの話まで、フランクに話す間柄。今後はリーダーとして、彼らをより強力にサポートできるよう、製品知識を広げていきます。